ここは自分を成長させてくれる会社
ミュージックスタイリスト (ギター) 川上 宗之
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つかず離れずの関係を許してくれる
ーーEYSで働くことになったきっかけを教えてください。
それまでは演奏や制作活動を中心に行っていましたが、どうしても浮き沈みがあって安定しない。それで、安定収入を求めて講師の仕事をいろいろ探していたところ、たまたまネットで検索上位にEYSが出てきたので、たまたま(笑)。もともと人と接したり話したりするのが好きで、誰かに奏法などを教えることも好きでしたから、とても楽しくやらせていただいています。
始めたのが2013年なので、今年で丸6年になりますね。EYS講師のなかではどちらかというと古株。ありがたいことに社員のお誘いもいただきましたが、今のところ正社員でも契約社員でもなく、業務委託という形で関わらせていただいています。
ーーイベントでのお仕事ぶりを拝見して、社員さんだとばかり思っていました。
イベント業務はその場をうまく回すのが仕事の大半ですから、周りから見ているとこなしている仕事量が多く見えるのかもしれないですね。現場の仕事以外に、企画出しや会場、業者の手配などを任されていたこともありますが、どれも楽しみながら携わることができています。
ーー業務委託にこだわる理由を教えてください。
業務委託だと責任の範囲が明確で、わかりやすいじゃないですか。自由度の高い仕事が僕の性に合っているというか。あとは、講師の仕事以外に演奏や制作活動にも携わるなど、ある程度仕事の幅を維持しておきたいという気持ちもありますし、収入を分散化してリスクヘッジする意図もあります。フリーランスとしてよく仕事が続いているなと自分でも思うことがありますが、おかげさまで安定しています(笑)。
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充実したレッスンを実現することが、生徒さんにとっても講師にとっても最優先
ーー収入のお話が出ましたが、EYSでは毎年報酬が上がる年次昇給制度があるそうですね?
たとえば、毎回のレッスン後にカルテを使って生徒さんにその日の内容や上達のポイントなどについてメッセージを送ることになっているんですが、こうした仕事をルール通りに怠らずにきっちり行ってさえいれば、上限はありますが、年に一度、自然と昇給していきます。
たくさんの生徒さんを受け持っていると、前回のレッスンの細部を忘れてしまうことがどうしてもあるんです。本来、カルテは生徒さんのために書くものなんですが、これがきちんと書かれていればいるほど、レッスンの進捗状況を正確に把握できて、講師にとっても都合がいい。なので、できるだけ中身のあるカルテを作るように心がけ、それに応じたフィーもいただいてきました。
ただ、僕の場合は給料制ではないので、昇給といってもあくまでワンレッスンあたりの報酬が上がるシステムです。つまらないレッスンをしていたら、生徒さんには来ていただけませんから、昇給されたところで報酬アップにはつながりません。事務的にレッスンをこなすのでなく、どうすれば充実したレッスンになるのかを考えることが大切だと思います。,000円近くいただいていることになるでしょうか。
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成長したいという気持ちがあれば、Win-Winの関係が築ける
ーーEYSで講師のお仕事をされていてよかったと思うことを教えてください。
講師として多くの方とコミュニケーションを重ねることで、貴重な人生経験を積み重ねることができると感じています。講師は体験レッスン後に生徒さんに対して営業も行いますが、そうしたやりとりさえも貴重な経験になると思っていて。実際、制作した音源を持ち込んでクライアントとコミュニケーションする際など、ここでの営業活動がとても役立っていると感じています。結局、すべて“人”対“人”ですからね。
評価が高くなれば新しい仕事を振っていただけて仕事の幅が大きくなり、経験が広がっていくのもEYSならでは。会社の規模的にはもはやスタートアップとはいえないかもしれませんが、自分次第でいろいろなキャリアを積めるのもこの会社の魅力だと思います。
ーー会社に“使われる”ではなく、会社を“使う”という発想ですね?
成長したいという気持ちがあって、きちんと取り組んでいればちゃんと認めてもらえるし、報酬も上がっていきます。レッスン報酬を時給換算するみたいに、受身の姿勢、バイト感覚で仕事に向き合うこともできますが、それだともったいないように思いますね。
EYSでは、決まりきったカリキュラムや教材があるわけでなく、オーダーメイドレッスンを実施しています。いわば個人教室の集合体のようなものと言えるかもしれません。それぞれの講師が生徒さんにとって最適なレッスンを考えなきゃいけないわけですが、カリキュラム作りなどを通じて得るものも大きいんです。独力で同じことをしようと思ったら、スタジオ代や営業費用など、とんでもないリスクを抱えなきゃならないのに、講師はレッスンのための労働時間を確保し、提供するだけでいい。交通費まで支給されるわけですから。
いずれ講師として独立しようと考えている方なら、運営のノウハウはもちろん、いまどんな方々がどんな音楽をやりたいと思っているのかなど、本格的なリサーチは必須ですよね。ここで講師の仕事をしながらそうした生きた情報が得られるのも有意義なことのひとつです。
EYSでのレッスンを行うなかで独自のカリキュラムを作りあげることもできるだろうし、教則本を出版することだってできる。それに、EYSでは独立支援もしていますしね。EYSでは、取り組み方次第でいろいろなことを学ぶことができます。将来のキャリアを見据えながら、成長していくための土台として会社を利用すればいい。そういう観点からいえば、こんないい会社はないんじゃないかと思いますね。